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薬注・消毒設備

紫外線消毒設備導入の適用要件について1)2)

1.必要とする紫外線照射量

紫外線処理設備は、紫外線照射槽を通過する水量の95%以上に対して、紫外線(253.7nm付近)の照射量を常時10mJ/cm2以上確保できるものでなければなりません。

 

2.紫外線照射に適する水質

処理する水(地下水)の水質が以下を満たすこと
濁度  2度以下であること
色度  5度以下であること
(紫外線(253.7nm付近)の透過率が75%以上を越えること。)


表.紫外線照射を妨げる水質要因

紫外線照射を妨げる要因 水質項目
水中の懸濁物質、溶解成分による紫外線透過率の低下 濁度、色度等
紫外線吸収物質による紫外線照射強度の低下 鉄、亜硫酸、亜硝酸、フェノール等
ランプスリーブの表面への付着による透過率の低下 硬度、鉄、硫化水素、マンガン


3.紫外線処理装置の導入位置

原水の状況及び処理プロセスにおける他の処理設備の位置を考慮し、処理対象水が適用可能な水質を満たすことが可能な位置に設ける。例えば、除鉄・除マンガン処理を行う場合は、この施設の後段に紫外線を設置することが望ましい。
  ※塩素注入の後段に紫外線処理設備を導入する場合は、紫外線照射により生成する臭素酸が問題とならないことを確認する必要があります。

 

4.装置設計上の留意点

  • 適正なランプ照射強度を持つ紫外線ランプを選定すること。
  • 紫外線照射槽は水流に偏りのない、所定の滞留時間が得られる構造であること。
  • 十分照射されていることを常時確認可能な紫外線強度計を設置すること。
  • 原水の常時測定が可能な濁度計を設置すること。ただし、過去の水質検査結果等から原水の濁度が2度に達しないことが明らかである場合を除く。
  • 計画浄水量を基準に、将来の水量増加等も加味した処理水量で計画すること。
  • 紫外線照射槽を二つ以上の複数基に分けて設置し、一つの設備が故障しても最低限の処理水量が得られる設計とすることが望ましい。
  • 地震時の揺れ対策やランプ本体や保護管のは破損防止措置をとること。また、停電時の対策として非常用電源設備を設ける事が望ましい。
  • 水質、水量の計測設備を設置し、効率的な運転、信頼性向上を図ることが望ましい。なお、設計にあたっては関連法令や基準、指針等に準拠する必要があります。

(参考文献)
1)環境影響低減化浄水技術開発研究(e-Water)ガイドライン集 -Ⅲ紫外線消毒ガイドライン
財団法人水道技術研究センター 2005年8月
2)第5回厚生科学審議会生活環境水道部会 資料4-3紫外線処理設備について(案) 
厚生労働省 2006年8月

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