浄水設備
活性炭吸着装置
異臭味・色度等の除去に最適な装置
水道水源となる表流水や貯水池水などの原水は、時として臭気性プランクトンをはじめ、農薬や合成洗剤などの物質により通常の浄水処理工程では除去できない事態となる事があります。
このような場合の対処方法として、一般的に用いられるのが活性炭処理方法です。
活性炭は独自に開発した吸着効率の大きな活性炭(リスカーボン)を使用し、臭気、色度除去に効果があります。
高度処理用としてオゾンと使用した場合、生物活性炭の働きでアンモニア態窒素も大幅に除去します。
処理方法には、粉末活性炭・粒状活性炭吸着方式があり、原水の水質状況に応じて処理方法を選定いたします。
弊社「活性炭吸着装置」は使用目的や維持管理、経済性、処理期間に併せて
一番効率の良いシステムを提案させて頂きます。
処理方式
- 粉末活性炭スラリー注入方式
- 原水水質が一時的に悪化した場合など応急処置的に使用する場合の処理方式で、既設沈澱池等に粉末活性炭スラリーを注入します。主に一時的な臭気除去に適しています。
- 粒状活性炭吸着方式
- 原水の水質が悪く、年間を通して使用する恒久的な処理方式です。臭気、色度、トリハロメタン等を低減させます。 吸着塔の規模は空間速度(SV)5~10で決定されます。 [ SV = 水量m³/H ÷ 活性炭量m³]
特長
- 異臭味の原因物質等(2-MIB、ジェオスミン)の除去
- 色度の除去
- 陰イオン界面活性剤、農薬、フェノール類等の有機物除去やトリハロメタン、トリクロロエチレン等の有機塩素化合物の除去
- 処理水に反応生成物を残さず、おいしい水をつくる。
- 粒状活性炭は再生使用できます。
納入写真



