薬注・消毒設備
淡水電解滅菌装置(クロラー)
受水槽、高架水槽などでの残留塩素不足の悩み解消
水道水は衛生上の措置として、水道水の管末での残留塩素を遊離塩素として0.1mg/L(結合残留塩素の場合は0.4mg/L)以上確保しなければならないと水道法施行規則16条に規定されています。(水質管理目標項目としての数値は1mg/L以下となっています。)
通常の使用状態であれば、この基準値は十分に確保されていますが、受水槽、高架水槽、配水池などで水道水の滞留時間が長くなると、追加塩素を投入しなければ残留塩素が減少し、基準値を下回るケースも出てきて、大きな課題のひとつとなってきています。
クロラーは、淡水に含まれている微量の塩素イオンを電気分解して、次亜塩素酸イオンを生成し、水道水中に適正な残留塩素を確保します。


特長
- 薬剤の添加不要。
- セットが簡単。(水槽へ吊り下げ電源部と接続のみ
- メンテナンスが容易。
- 可動部が少なく、故障が少ない。
- 初期設定のみで水質に対応。
- 電解部の耐久性は、連続運転で1.5年程度。
- 自動極性反転機構付きで、スケールを防止。
クロラーの原理と構造
(原 理 )
淡水に含まれている微量の塩素イオン(Cl-)を電気分解して、次亜塩素酸イオン(ClO-)を生成し、水道水中に適正な残留塩素を確保します。
Cl-+H2O → ClO-+H2

(構 造)
貯水池に設けたチタン電極による電解部と交流電源を直流に整流する電源部、それらを接続するケーブルで構成されており、無人運転が可能なうえ、陽極と陰極が反転して、陰極へのスケールの付着を防止する自動反転機構によりメンテナンスフリーとなっています。
